2009年05月16日

ルーヴル美術館

パリには、「美術館フリーパス」があります。それを使えば何度でも(また、種類によっては数日間にわたって)パリの美術館や主な史跡を訪れることができます。そこで、たとえばこんな見方をしてみてはいかがでしょう?

まずは、おそらくルーヴル美術館へ訪れる方が多いのではないかと思います。そこで、ひと通り「目玉」となる作品を観ます。その後、たとえば、ロマン主義のドラクロワに何か、心に響くものを感じたとしましょう!
ルーブ美術館には、ドラクロワの「民衆を率いる女神」がありますからね。

そこであなたは、考えます。「日本に帰ってしまったら、もうなかなかこのように名画三昧の時間に浸ることはできないだろう。このドラクロワが自分に訴える「何か」をもっと探究してみよう!」
で、あなたはドラクロワについてもっと知ろうと・・・「ドラクロワ記念館」を訪れる・・・というものです。

賑やかなサン・ジェルマン大通りのサンジェルマン・デ・プレ教会の裏の小さな広場にある記念館です。
ドラクロワがかつてここにアトリエをもち、現在、そこが記念館として公開されているのです。
19世紀ロマン派の中心的人物だった、ドラクロワには案外?ファンが多いのではないかと思います。

ドラクロワ「民衆を率いる自由の女神」「サンダナバールの死」、あるいはジュリコの「メデュース号の筏」・・・人間の主観、感情の動きを大切にし、形式にとらわれない、個人の自由な創造を重んじました。新古典主義に対立して起こった芸術運動が「ロマン主義」です。

ギリシャ・ローマの古典様式を模範として、理想化された人間像を描いた新古典主義では、感情を抑えた整った形式のなかに美しさを求めたのとは対照的だったのです。


同じカテゴリー(一般)の記事画像
幻想的だね
赤い木の実が鮮やか
ネコが近寄ってきました
鯛のカルパッチョ
蝶が花の蜜を
断崖から見る風景
同じカテゴリー(一般)の記事
 幻想的だね (2014-06-17 12:32)
 横浜の風景です (2014-03-17 21:16)
 ダイオウグソクムシのえさやり (2014-02-15 22:51)
 赤い木の実が鮮やか (2014-01-07 00:14)
 マダラエが八丈島に (2013-12-22 08:44)
 超吸水スポンジの進化 (2013-12-19 00:22)

Posted by tu3 at 21:24│Comments(0)一般
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。